富山市が北陸新幹線開業を見据え、地元の地域資源を生かした富山らしい土産品として開発を進めている「食やくシリーズ」として、新商品9品を発売する。既存の「食やくスイーツ」は2品追加し、全8種類のセットも売り出す。「食やくオツマミ」(3品)と「食やく和風点心」(4品)も新たに加わり、19日から富山大和などで販売する。
富山のイメージとして配置薬が全国的に定着する中、薬ではないが古来から健康に良いとされる食材や成分を意味する「食薬」をキーコンセプトに設定し、食薬を1種類以上使っていることを商品化の条件とした。値頃感のある富山らしい土産を求める女性観光客やビジネスマンを主なターゲットとしている。
スイーツの新商品は、プチケーキの「橙安丸(とうあんがん)」と焼き菓子の「褐米丹(かつべいたん)」。「オツマミ」はシロエビやホタルイカ、人気の「ブラック」をコンセプトに商品化した。「和風点心」は冷凍食品で、海の幸のシロエビとカニを使った2品と、山の幸の大根と大豆などを生かした2品を開発した。
単価(税込み)はスイーツとオツマミが648円で、和風点心の海の幸は270円、山の幸は216円。全種類セットの「食やくスイーツミニ」は2600円。富山大和のほか、とやま駅特選館の「白えび屋」、物産センター富山(CiCビル5階)、富山空港の「まいどは屋」でも順次販売する。和風点心は富山大和のみ取り扱う。