滑川沖で1日解禁されたホタルイカ漁の定置網に、体長約5メートルのダイオウイカ1匹がかかっているのが確認された。富山湾ではダイオウイカが相次いで見つかっており、「ついに滑川にも現れた」と地元漁師を沸かせた。
午前5時ごろ、定置網5カ所のうち1カ所で漁師が網を引き上げた際に見つけた。ホタルイカと一緒に赤茶色のダイオウイカが入っており、胴体だけで長さは約2メートルあったという。生きていたが、網の引き上げ時に胴体と足がばらばらになり、ホタルイカを傷付けないよう海に捨てた。
地元の漁業関係者は「滑川沖の網にかかったのは記憶にない」と話す。滑川市堀江の漁師、平島純二さん(42)は「大きさにびっくりした。とうとう滑川沖の網にも入った」と、ホタルイカ漁初日の巨大な珍客に驚いていた。