「昆布専門店直伝 おいしい昆布料理教室」は7日、県民共生センターで開かれ、11組の夫婦がだしの取り方から、昆布を食材として使う料理まで、さまざまな食べ方を学び魅力を再認識していた。アルビス、北日本新聞社主催、キリンビールマーケティング富山支社協力。
昆布の2014年の世帯当たり購入金額で、富山市が2年ぶりに全国1位を奪還したことを記念して企画。高岡市の昆布店「室屋」の富松光香さんが講師を務めた。
講義ではお湯だしや水だしの取り方、産地が異なる4種類の昆布だしを飲み比べて使い分けるポイントなどを説明した。実習では、塩昆布を使った炊き込みご飯、豚肉の昆布巻き、ベーコンと昆布のサラダなどを作り、富松さんは「だしを取る際には、昆布の繊維と反対の方向に切り込みを入れて」などとアドバイスしていた。
最後に全員で試食し、富山市下番の会社員、斎木和樹さん(44)、美紀子さん(40)夫妻は「これまではだしとして使うことが多かったが、サラダなどにも使えることが分かり、今後は昆布の食べ方の幅が広がりそう」と話していた。