えちごトキめき鉄道の妙高高原駅(妙高市)では14日、同鉄道の出発式と併せ、「しなの鉄道」(上田市)の受け入れ式が開かれた。多くの市民が訪れ、二つの鉄道の門出を祝った。
在来線の信越線は、北陸新幹線開業に伴い直江津―妙高高原間をトキめき鉄道が「妙高はねうまライン」として、妙高高原―長野間はしなの鉄道が「北しなの線」として、JRから経営を引き継いだ。
午前10時ごろ、長野方面からの列車が構内に入ると、ホームを訪れた地域住民ら約50人が手旗を振って迎えた。列車からはスキーやスノーボードを抱えた若者や、家族連れらが多く降り立ち、熱烈な歓迎に笑顔で応えていた。
妙高市内のスキー場に向かうという神奈川県鎌倉市の会社員(47)は「毎年スキーをしに妙高高原に来ている。アクセスが良くなれば上越妙高駅からも来てみたい」と笑顔で話した。