妙高戸隠連山国立公園が誕生したのに合わせ、環境省と関係自治体は27日、北陸新幹線の上越妙高駅(上越市)や糸魚川駅でPRイベントを開き、新国立公園のパンフレットなどを乗客らに手渡した。
上越妙高駅では、環境省や妙高市の職員らが市のキャラクター「ミョーコーさん」などと一緒にパンフレットと、いもり池から望む妙高山の写真が印刷されたボールペンなどの記念品を600セット配布した。
妙高市の温泉を楽しむために来たという山口県下関市の自営業井上桂さん(43)は「次は高山植物が豊富な火打山や妙高山を登りたい」と笑顔を見せた。
新国立公園を管轄する環境省長野自然環境事務所の大林圭司国立公園・保全整備課長は「高原や湖などが一体となった魅力的な公園を地元自治体と連携を取りながらPRしたい」と話した。妙高市の入村明市長は「県境を越えた周遊型観光など、関係市町村と連携し、観光振興や活性化に結び付けたい」とコメント。糸魚川市の米田徹市長も「新幹線開業と合わせ、関係市町村が一丸となって公園の利活用に取り組むことが重要」と期待した。