3~5日に富山市中心部で開かれる「全日本チンドンコンクール」に、東京芸術大の学生ら10人によるチームがゲスト出演する。奏でるメロディーは、作曲家の松下功同大副学長が手掛け、洋楽、邦楽、日本舞踊を組み合わせたパフォーマンスになるという。芸大らしいひと味違ったチンドンが、ことしのコンクールを盛り上げる。
ゲスト出演のきっかけは、1月に同大が地方創生をテーマに開いたシンポジウムに、森富山市長がパネリストの一人として招かれたこと。もてなしの意味を込め、オープニングセレモニーで学生たちがチンドンを披露し、その面白さに、森市長が"本場"出演を依頼した。
チンドンマンの構成は、同大の特徴を生かし、サクソホン、クラリネット、トロンボーン、チンドン太鼓、篠笛(しのぶえ)、三味線が各1人と、日本舞踊4人の計10人。日本画家で同大社会連携センター長の宮廻(みやさこ)正明教授が、衣装など美術面を監修した。松下副学長も来県する予定で「趣向を凝らし面白いチンドンに仕上がった。楽しみにしていてほしい」と話している。
4日は県民会館で午後3時5分から、予選ステージにゲスト出演し、5日は午後2時半からのチンドン大パレード(平和通り~大手モール)に参加する予定。同コンクールは富山商工会議所と富山市主催、県、北日本新聞社など後援。