冬期間休業していた上越市内のレジャー施設が、大型連休に合わせ営業を再開する。ことしは北陸新幹線の開業効果も期待されている。関係者は24日、「県外客にも満足できるようなおもてなしをしたい」と準備を進めていた。
上越市が管理する金谷山公園では25日から全長450メートルのコースを専用そりで滑り降りる「スーパーボブスレー」とバイシクルモトクロス(BMX)場が開業する。ボブスレーの乗り場では24日、従業員がリフトの整備やそりの動作点検などをして汗を流した。
金谷山山頂付近からは上越妙高駅に乗り入れる北陸新幹線を見ることができる。同公園は近日、上越妙高駅の時刻表の看板を立てる予定。管理する尾崎利雄さん(62)は「安全第一で運営する。お弁当を持って1日ゆっくり楽しんでほしい」とPRする。
桑取地区ではカタクリが見頃の「くわどり市民の森」や古民家カフェ「平左衛門」、くわどり生活デザイン参考館が24日、オープンした。NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部が管理する。
三和区の三和米と酒の謎蔵も24日に営業を始めた。25日~5月6日(27日は休館日)には大型連休に合わせたイベントを企画。上越地方3市の全蔵20種類のほか、発泡性の純米酒、市販されない品評会出品用の大吟醸酒なども試飲できる。
後谷の南葉高原キャンプ場は29日から利用できる。浦川原区の観光牧場「ファーミーランド」は5月2日に再開する。約70頭のヤギやヒツジの餌やり体験ができる。牧場内のカフェではヤギの乳を使ったアイスクリームも味わえる。
営業時間などの問い合わせは、金谷山管理事務所、025(525)4295。NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部、025(541)2602。三和米と酒の謎蔵、025(532)4189。南葉高原キャンプ場、025(524)9046。ファーミーランド、025(599)3835。