個人宅や寺の庭などを一般の人に公開する「上越オープンガーデンと花めぐり」が２１日から、上越市高田地区を中心に初めて開かれる。愛好家が丹精込めて育てたバラやアジサイなど、多彩な花々が楽しめる。

　上越市のオープンガーデン愛好会などが主催。映画館の高田世界館や関根学園高校を含む１９カ所を、６月２１日まで見て回ることができる。

　愛好会代表の内山千代子さん（７１）は２００８年１０月、高田地区を花で彩る催し「城下町高田花ロード」に合わせ、地域の愛好家とともに庭の公開を始めた。１１年に会をつくり、会員は現在１９人。花ロードの期間は３日だけで、会員の間で「他の季節の花も見てもらいたい」と声が上がり「花めぐり」を企画した。

　内山さんは自宅屋上の庭を公開する。プランターや鉢で育てた植物がびっしり並び、今は白いジキタリスや黄色のユリオプスデージーが見頃を迎えている。「北陸新幹線で来た観光客にも楽しんでもらいたい」と話している。

　入場無料だが、公開する曜日や時間は場所ごとに異なる。問い合わせは本町４丁目商店街振興組合、０２５（５２３）２５１７。花めぐりのマップは同振興組合のホームページからダウンロードできる。アドレスはhttp://hanaroad.honcho.jp