力を合わせてわらを巻き、ネブタを作る児童=滑川市寺家小学校

力を合わせてわらを巻き、ネブタを作る児童=滑川市寺家小学校

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力合わせてネブタ作り 滑川・寺家小、31日本番に向け準備

北日本新聞(2015年7月12日)

 滑川市寺家小学校5、6年生95人が11日、同校で、31日に同市の中川原海岸で行われる「ネブタ流し」で海に流すネブタを作り、伝統行事への参加意識を高めた。

 ネブタ流しは「ネブタ」と呼ばれる高さ4、5メートルのたいまつに火を付けて海に流す。ネブタに眠気や病気を託し、流れ去るよう願いを込める。1999年に国重要無形民俗文化財になった。

 町内会や公民館がネブタを作り、寺家小は2001年から参加している。製作に先立ち、山岸均校長が「古里の大事な行事を受け継ごうという気持ちを大事にしてほしい」と述べた。

 6年生は保護者や住民にネブタの歴史を聞いたり縄の結び方を教わったりした後、わらの束をむしろに載せて円柱状に巻き、大たいまつを作った。5年生は折り紙で人に見立てた飾りを作った。

 寺家小のネブタでは児童3人が保護者と海に入る予定。昨年に続き参加する山岸歩夢君(6年)は「わらを巻くのは難しいが、伝統行事の良さが分かった。当日はしっかり流せるようにしたい」と話した。

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