県内外の広告や商業デザインを展示する「富山デザインフェア2015」の実行委員会が14日、富山市役所で開かれ、10月2~4日に市民プラザで開催することなど概要を決めた。
委員長の朝日重剛市デザイン協議会長が「新幹線開業を受けて北陸が注目されている。富山市をデザインのまちとしてアピールしたい」とあいさつした。
フェアでは「TOYAMA ADC展」「日本パッケージデザイン展とやま」「第37回北日本新聞広告賞入賞作品展」、デザイナーによるセミナーなどを行う。
ADC展は、県内の広告制作者の優秀作約150点を展示。パッケージデザイン展では全国公募展の入賞作品を並べ、包装する商品の特性を伝えることも重要なパッケージデザインの魅力を紹介する。
県内外の学生が対象のパッケージデザインコンペも実施する。デザイナーを目指す学生に広く知られるようになり、応募数が増加。今年は「お菓子を包む」をテーマに募集している。
富山市では9~11月に「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」が開かれることから連動してPRする。「幸せを分かち合う」との意味を込めた、タイのかまぼこを題材にしたPRポスターも完成した。