滑川市が購入する観光遊覧船

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来春2隻運航も視野 ほたるいか海上観光、滑川市が復活を検討

北日本新聞(2015年8月1日)

 滑川市議会臨時会は31日開き、市は来春の「ほたるいか海上観光」について、市が購入する観光遊覧船と、従来の民間船による2隻運航も視野に検討していることを明らかにした。実現すれば、2011年以来途絶えていた2隻運航の復活となる。

 観光遊覧船の取得関連費用3500万円を計上した15年度一般会計補正予算など2議案を可決し、閉会した。

 滑川のホタルイカ観光は明治末期から行われ、1987(昭和62)年から船2隻で漁を見学していたが、運航委託業者が2010年で撤退。翌年、富山湾マリン(氷見市)が引き継ぎ1隻となった。

 観光遊覧船は愛媛県今治市の個人が所有し、乗客定員45人。市は近く購入し、今月末までに滑川漁港へ運び、整備する。富山湾マリンの船は定員50人で、2隻運航なら受け入れ客数は約2倍になる。

 市は新たな船で富山湾岸クルージングも計画。上田市長は取材に「自前の船を持つめどが立ち、ほっとしている。児童の学習も含め、有意義な利用法を考えたい」と話した。

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