地域住民らが集う場として改装される予定の二本木駅の旧待合室=上越市中郷区

地域住民らが集う場として改装される予定の二本木駅の旧待合室=上越市中郷区

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トキ鉄・二本木駅 駅舎改装にぎわい創出へ 中郷観光協会 展示、喫茶コーナーも

新潟日報(2015年8月7日)


 えちごトキめき鉄道の二本木駅(上越市中郷区)を地域住民や観光客が集う場にしようと、地元の中郷観光協会などが駅舎の改装を計画している。今月中旬に工事を始め、月末には終了する予定。絵や写真を展示できるよう壁を新しくするほか、喫茶コーナーに使える設備も取り付ける。関係者は「駅舎の改装は地域ににぎわいを生み出すための第一歩になる」と意気込んでいる。

 妙高はねうまラインの同駅は本県で唯一「スイッチバック」がある駅として知られ、鉄道ファンに根強い人気がある。一新するのは広さ約30平方メートルある旧待合室の内装。普段は鍵が掛けられ、イベント時などを除いて利用される機会は少なかったという。計画には同区まちづくり振興会や中郷商工会も協力する。

 壁は展示作品が映えるよう白く張り替える。訪れた人に茶やコーヒーを提供するためカウンターを設ける。照明は蛍光灯から、より明るい発光ダイオード(LED)に切り替える。同駅のスイッチバックを再現したジオラマを常設展示し、壁際にある待合室時代の椅子は残す。

 工事終了後、駅員の勤務時間帯に開放する。改装費用は約117万円で、このうち95万円は市の補助金で賄う。11月にはオープニングイベントも企画されている。

 観光協会の松原功会長は「これだけのスペースを生かさないのはもったいないと考えていた。地元小中学生の作品発表や、住民と観光客との交流など、地域が盛り上がる活用策を検討したい」と話している。

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