福井県越前市黒川町の「白山観光くり園」で1日、2日のオープンを前に白山地区の安養寺こども園の園児を招きクリ拾い体験が行われた。園児らは大粒の秋の味覚を袋いっぱいに詰め込んだ。
同くり園は白山くり生産組合が運営。約4・5ヘクタールに10品種の成木710本が植えられている。生田五作組合長によると、ことしは好天に恵まれ、台風による被害も少なかったため、大ぶりの実が多いという。9月上旬は甘みが特徴の「日向(ひむか)」などが拾える。
園児32人は、あちこちに落ちているイガを踏んで広げ、火ばしでクリをつまんで次々と袋に詰めていった。たっぷり詰めると「クリご飯おかわりできるな」「お母さんに喜んでもらえそう」と笑顔を見せていた。
開園は10月4日までの午前9時~午後4時。日曜、祝日の翌日は休園。入園料は1人300円で、持ち帰りは1キロ当たり800円。同園はクリが足りなくなる場合もあるため事前の確認を呼び掛けている。問い合わせは同園=電話0778(29)2625。