上越妙高駅（上越市）発着で市内の観光スポットを周遊する「ぶらっと春日山・高田号」の累計の乗客が１２日、千人を超えた。北陸新幹線の開業と同時に運行を始め、半年で達成した。同駅から第１便に乗車した人に記念品が贈られた。

　バスは、上越観光コンベンション協会が企画、頸南バス（妙高市）が土日祝日に運行している。同駅と直江津港との間を１日３往復し、高田公園や林泉寺、上越市立水族博物館など１４の停留所を経由する。

　１２日は市教育委員会主催の講座で約３０人が第１便に乗り、千人を超えた。乗客は同駅東口前で、越後上越上杉おもてなし武将隊の上杉景勝とともに「えいえい、おー」と勝ちどきを上げた後、乗車した。記念で武将隊のクリアファイルや缶バッジが配られた。

　上越市三和区の小学４年渡辺理玖君（９）は「自分たちが乗って千人を超えると聞いてびっくりした。今度は家族と乗って、いろんな所を回ってみたい」と話していた。

　運行は１１月２９日まで。問い合わせは頸南バス、０２５５（７２）３１３９。