えちごトキめき鉄道(上越市)は10月17日、直江津駅で鉄道車両の運転士体験ができるイベントを開く。蒸気機関車など鉄道車両を旋回させて進行方向を変えるために使われた転車台「ターンテーブル」を稼働させ、実際に車両に乗りながら旋回を体感できる。鉄道ファンには楽しい1日になりそうだ。
上越商工会議所などでつくる実行委員会が「なおえつ鉄道まつり」を開催するのに合わせて行う。
運転を体験できるのは16歳以上で6人限定。当日、機器や運転などの講習を受けた後、1両編成のディーゼル車両(気動車)の運転室に乗り込む。職員の指導を受けながら、直江津駅の車庫を出発し、120メートル離れたポイントで折り返す。途中には全国的に希少となったターンテーブルがあり、車両に乗ったまま旋回して向きを変える。
当日はこの気動車に乗車もできる。対象は小学生以上で120人。小学生は保護者の同伴が必要。運転士体験、乗車体験ともに応募多数の場合は抽選。
申し込み締め切りは10月7日。休日2日間乗り放題の「トキめきホリデーフリーパス」(大人千円、小学生以下500円)を当日までに購入する必要がある。車両基地の見学や保線作業車の乗車体験などもある。同社は「鉄道の貴重な体験を楽しんでほしい」とPRしている。問い合わせは同社、025(546)5520。