片貝山ノ守紅葉まつりは25日、魚津市の片貝川上流域にある片貝山ノ守キャンプ場で開かれ、家族連れらが色づく木々や清流を眺めながら山の幸を味わった。
自然豊かな片貝川流域の魅力に触れてもらい、にぎわいをつくろうと地元の三ケ生産森林組合などでつくる実行委員会(山本忠信委員長)が毎年開いている。
新川地区で捕獲されたクマの肉を使った鍋やキノコ汁、イワナの塩焼きを販売し、クマ鍋は30分ほどで売り切れた。新鮮なカニやバイ飯も販売し、海の幸を買い求める人も訪れた。
地域の漬物文化を継承する女性グループは野菜のみそ漬けなどを販売し、市内の農産物生産加工グループもリンゴやダイコン、サトイモを並べ新鮮さをPRした。
片貝川にイワナ3千匹を放流したほか、チェーンソーによる木彫り作品の公開制作など多彩なイベントがあった。川べりに腰を下ろして鍋料理やイワナを味わう来場者も多く、秋晴れの山あいでひとときを満喫した。