魚津市の魚津水族館は8日、ノドグロ(アカムツ)の稚魚15匹を初めて展示した。10月に射水市であった全国豊かな海づくり大会に来県した天皇、皇后両陛下が滑川市で見学された魚と同じ群れのもの。
体長約10センチで、昨年9月に生まれた。口の中が黒いことが名前の由来で、高級魚として人気がある。
県水産研究所(滑川市)が2103年度に世界で初めて人工授精から稚魚を育てることに成功した。両陛下は滑川栽培漁業センター訪問の際、同研究所が育てたノドグロも見学された。
水族館はこれまで、飼育が難しいため展示しなかったが同研究所の協力で実現した。富山湾のトピックスコーナーで展示している。