伝統芸能や歴史など富山市八尾地域の魅力を発信するイベント「越中八尾冬浪漫(ろまん)」が13日、同市八尾町中心部で開幕した。初日は、禅寺坂周辺の石垣をライトアップする「夢あかり」があり、柔らかな光が坂の町を照らした。
冬浪漫は、通年でのにぎわい創出を目的に、越中八尾観光協会(福島順二会長)が1998年から毎年開催。ことしは28日まで多彩なイベントを繰り広げる。
「夢あかり」は2006年に開始。この日は、日没とともに温かな色合いの照明が、石垣やその上の家並みを浮かび上がらせた。越中おわらを楽しむ「風の盆ステージ」や、曳山(ひきやま)の構造を解説する「みんなの曳山教室」、中心部を巡るガイドツアーも催された。
20、21の両日午後1時半から、メーンイベントの「民謡セッション」を行い、越中おわらと八尾曳山囃子(ばやし)が競演する。北日本新聞社共催。問い合わせは同協会、電話076(454)5138。