上越市の直江津と頸北地域の菓子組合所属の若手らでつくる直江津菓子研究会は12日、所属する菓子店11店のお薦めスイーツを集めたセット商品を直江津駅で限定販売する。えちごトキめき鉄道(同市)の開業1周年記念イベントに合わせた販売で、箱の外装にはトキめき鉄道の車両をデザインした。研究会は「お土産を通して鉄道の町・直江津を発信したい」としている。
研究会では、これまでも市内のイベントで菓子の詰め合わせ商品を販売してきた。今回のセット「直江津 お菓子の満員列車」はトキめき鉄道の協力を得て、子どもたちを乗せた車両やマスコットキャラクター・トキテツくんのイラストを描いたカラーの包装用紙で、高さと奥行き10センチ幅30センチほどの箱を包んだ。
菓子は各店1品ずつ。伊藤飴(あめ)店(中央1)の品は、新たに開発した「石炭飴」。飴に食用の木炭を加え、蒸気機関車の燃料の石炭のような見た目に仕上がった。このほかサブレやマフィン、ようかん、中華まんじゅうなど各店一押しの品を詰め合わせた。
税込み千円で限定200個。12日午前10時から直江津駅自由通路で販売する。
研究会会長の重原稔さん(43)は「にぎやかで楽しい感じの箱ができた。鉄道の街として活気づいてほしいとの願いを込めた」と話している。
◎多彩な企画で節目を祝おう 12日
えちごトキめき鉄道(上越市)の開業1周年記念イベントが開かれる12日、直江津駅では多彩な企画が用意されている。
駅構内の自由通路では車内や駅構内での忘れ物、沿線の物産、トキめき鉄道のグッズなどを販売。会場にはトキテツくんが登場し、トキめき鉄道の子ども用制服を用意して撮影会を開く。上越市立水族博物館は、人の角質を食べるドクターフィッシュ約200匹を出張展示する予定。
午前10時~午後2時。問い合わせは直江津まちづくり活性化協議会イベント事務局、070(5460)1793。