16日のアユ釣り漁解禁を前に、黒部川内水面漁業協同組合(小路正三組合長)は7日、黒部川でアユの遡上(そじょう)調査を兼ねた試し釣りと網漁を行い、成育状態などを確認。コケの状況も踏まえ、「今年は釣果が期待できる」としている。
組合員3人が、あいの風とやま鉄道高架橋付近の右岸から黒部大橋付近の右岸にかけて約1時間投網を行い、33匹が捕れた。平均は体長が12・9センチ、体重が18・2グラムだった。
毛針釣りは組合員5人が黒部大橋付近の右岸で約1時間実施し、70匹釣れた。平均は体長が12・1センチ、体重が15・5グラムだった。
漁協の石田明雄参事は「今年はアユの餌になるコケの付き方がよく、釣果が期待できる」と話した。漁協では5月からアユの放流も行っている。
アユ釣りは、県内全ての河川で16日午前5時に解禁される。網漁は漁業権が設定されている河川で行うことができ、解禁は21日正午。