「ふるまち新潟をどり」に向け稽古する古町芸妓=9日、新潟市中央区西堀前通9

「ふるまち新潟をどり」に向け稽古する古町芸妓=9日、新潟市中央区西堀前通9

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古町芸妓しぐさ磨き 26日「新潟をどり」へ稽古

新潟日報(2016年6月10日)

 新潟市の古町芸妓(げいぎ)が総出演する舞台公演「ふるまち新潟をどり」が26日、同市中央区の市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で開かれる。年1回の大舞台に向け、公演の振り付け・構成を担当する日本舞踊市山流家元・新潟市無形文化財、市山七十世(なそよ)さんの指導の下、芸妓が稽古に励んでいる。

 28回目の今回は、将来の踊り手育成を目的に、「振袖さん」と呼ばれる若手の芸妓が中心となって踊りを披露する。

 9日には中央区の三業会館で公開稽古が行われ、市山さんが長唄小曲「扇蝶(おうぎちょう)」を踊る3年目の若手芸妓3人を指導。「動きがそろわないときれいにならないよ」「肩をしっかり上げて」と身ぶり手ぶりでお手本を示しつつ声を掛けた。

 市山さんは「ことしは挑戦の年。若手はしっかり役を頭に入れて、楽しんで踊ってほしい」と語った。

 よし乃さん(22)は「扇蝶は先輩が一緒に踊らないので、同期で協力して頑張りたい」と意気込みを語った。

 公演は正午と午後3時半の2回。S席5千円、A席3500円、B席(3階)1500円。問い合わせはりゅーとぴあ、025(224)5521。

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