白根屋と越後味噌が共同開発したどら焼き=燕市秋葉町3の白根屋

白根屋と越後味噌が共同開発したどら焼き=燕市秋葉町3の白根屋

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老舗コラボどら焼き新作 燕の白根屋と越後味噌醸造

新潟日報(2016年9月15日)

 ともに燕市の老舗で、菓子店「白根屋」とみそ製造「越後味噌醸造」が、みそを使ったお菓子の共同開発を進めている。最新作は、生地やあんにみそを練り込んだどら焼き。評判は上々で、両店は「燕のお土産として定着すればいい」と期待を寄せている。

 共同開発は、白根屋社長の更科賢吉さん(64)が、越後味噌醸造社長の木龍康一さん(32)に持ちかけた。「燕市にはものづくりのまちとして全国から人が訪れるが、土産になる食べ物が少ない。地域の店で一緒に名物を作れたらいいと思った」と意図を語る。

 どら焼きは白根屋の主力商品として知られる。新作は生地にみそを練り込んで焼いたり、あんにみそを混ぜたりと、3カ月かけて試作を重ね、客の感想も聞きながらみその配分を調整。甘さとしょっぱさを一度に楽しめる逸品を完成させた。

 みそ入りあんの「越後味噌どらやき」(145円)と、生クリームとあんこをみそ入りの生地で包んだ「越後味噌生どらやき」(190円)を8月から店頭で販売。越後味噌醸造でも、みそ入りの生地に包むあんの異なる2種類を置いている。

 白根屋と越後味噌醸造は今春、みそを素材にしたコラボ菓子の開発をスタート。ラスク、プリン、ドーナツを商品化した。木龍さんは「同じ地域の店同士で力を合わせれば、相乗効果が生まれる。今後もさまざまな分野で他店とタイアップしていきたい」と話している。

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