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リゾート列車「雪月花」へ弁当提供再開 大火で全焼の料亭

新潟日報(2017年1月7日)

 糸魚川大火で全焼した老舗料亭「鶴来家」が8日、えちごトキめき鉄道(上越市)が運行するリゾート列車の弁当の提供を約半月ぶりに再開する。被災を免れた主人の青木孝夫さん(66)宅の敷地に仮の調理場をつくり、営業再開へ一歩を踏み出す。

 鶴来家は約200年前の江戸時代に創業したとされる。旬の食材を生かした料理が評判で、トキ鉄のリゾート列車「雪月花」で出される3段重ねの和風弁当を提供してきた。

 火災が起きた昨年12月22日、青木さんは「店は被災したが自宅が無事なので弁当だけでも続けたい」と話していた。青木さんはその夜、トキ鉄に「弁当を出したい」と連絡した。

 雪月花で出すのは、被災前とほぼ同じメニュー。今のところ、ベニズワイガニのちらしずしやタイのサンショウ焼き、南蛮エビのこうじ漬けなどを入れる予定だ。

 青木さんは5日、糸魚川市役所を視察に訪れた伊藤忠彦環境副大臣に弁当を手渡し「(弁当提供を再開する8日に向けて)頑張りたい」と意欲を語った。

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