ギャラリートークへ向け、スタッフと打ち合わせる山学芸課長(右)=森記念秋水美術館

ギャラリートークへ向け、スタッフと打ち合わせる山学芸課長(右)=森記念秋水美術館

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刀剣の鑑賞法 教えます 森記念秋水美術館

北日本新聞(2017年1月7日)

■初回は8日

 名刀の見方教えます-。国内有数の刀剣コレクションを展示する森記念秋水美術館(富山市千石町)は毎月1回、一般を対象に日本刀に関するギャラリートークを行う。和の総合芸術とされながら、初心者には分かりにくい刀剣の鑑賞法を手ほどきする。初回は8日。

 同館は製薬会社のリードケミカルが昨年オープンした。収集した刀剣約200点を軸に、日本の近代美術史を代表する画家の作品や中国の陶芸などを紹介。昨今の刀剣ブームで若い女性の人気も集めている。

 ギャラリートークはこれまで事前申し込みがあった団体を対象にしていたが、一般向けにするのは初めて。毎月第2日曜の午後2時から開く。刀剣の各部分の名称や時代ごとのトレンド、展示している刀や脇差しの特徴など鑑賞のいろはを伝える。事前申し込みは不要だが、観覧券が必要。

 4月からは、内容を掘り下げた講座を計画している。受講を重ねれば、実際に刀にも触れてもらう。山誠二郎学芸課長は「刀剣は絵画などに比べてもとっつきにくいかもしれないが、ポイントを押さえれば奥深い世界が広がっている。気軽に参加してほしい」と話す。

 問い合わせは同館、電話076(425)5700。

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