ギャグ漫画に新風を吹き込んだ漫画家、江口寿史さんの作品を集めた「江口寿史展　ＫＩＮＧ　ＯＦ　ＰＯＰ」が１４日、新潟市中央区八千代２の市マンガ・アニメ情報館で始まった。

　江口さんは、ポップな絵柄に鋭いギャグを絡ませ、「すすめ！！パイレーツ」「ストップ！！ひばりくん！」などの代表作を生み出してきた。作品展は市などによる実行委員会の主催で、漫画をはじめ、雑誌の表紙やポスターになったイラストなど３００点を超える原画が展示された。

　初日の１４日には、江口さんが来場し、ファンの似顔絵を描くイベントに臨んだ。ペンを素早く走らせる江口さんの手元がスクリーンに映し出され、来場者は食い入るように見詰めた。

　似顔絵を描いてもらった見附市のパート女性（５２）は「漫画もイラストもきれいですてき。ずっと好きな作家だったので、本当にうれしい」と感激した様子だった。

　２月１２日まで。一般８００円、中高生６００円、小学生４００円。土日・祝日は小中学生無料。問い合わせは市マンガ・アニメ情報館館、０２５（２４０）４３１１。