雪国らしさを楽しんでもらおうと、六日町温泉・かまくら祭り「雪美洞祭（せつびどうさい）」が２６日までの毎週金～日曜、南魚沼市坂戸の銭淵公園で開かれている。夜はかがり火や雪灯籠が幻想的な雪景色を演出。観光客らはかまくらの中で餅を焼くなど、思い思いに雪国を満喫している。

　六日町観光協会が主催。会場には１２人ほど入ることができる大かまくらを４基設営し、中に火鉢を置いた。

　昼の部は午後１時～３時、夜の部は午後４時半～６時で、きのこ汁や餅などを販売する。わらぼうしやかんじきなどの民具も用意してあり、記念撮影もできる。

　夜は地元の郷土芸能「御実城太鼓」の演奏があり、雪女も登場する。３日夜、揺らめく雪灯籠に照らされ白装束の雪女が会場に現れると、子どもたちは悲鳴を上げて逃げ回った。

　東京から家族４人で来場した会社員（３８）は「子どもにかまくらを体験させたかった。かまくらの中は温かく、子どもたちも楽しそう」と笑顔で話していた。