25、26の両日に入善町で開かれる「第17回入善ラーメンまつり」に向け、町商工会青年部員やOB有志でつくる合同会社・善商(岡田亮代表社員)は、入善牡蠣(かき)ラーメンの新作を考案した。地場産ショウガのゆで汁をスープに混ぜ、ピリっとした風味と味わいに仕上げた自慢の一品だ。
まつりは入善町商工会(扇原紀昭会長)が、町営中央駐車場周辺をメイン会場に毎年開催。今年は東京の有名店や北海道などの計20店舗が出店する。
善商は昨年のまつりで、海洋深層水仕込みのカキが入った牡蠣ラーメンを初めて販売し、さっぱりとした塩味で人気を集めた。さらに改良を加えようと、町内で栽培し6次産業化を目指すショウガを使って試作。ショウガをゆでた汁とカキのだしを合わせ、辛みをアクセントに寒い日でも体の内側から温まる一杯を完成させた。
両日で300食ずつ用意する。メンバーは「認知度が高まっているカキと組み合わせることで、ショウガを町の特産として売り出したい」と話している。
まつりでは昨年に続き全国絶品スイーツ祭も繰り広げる。あいの風とやま鉄道滑川~石動各駅から入善駅までの往復運賃を両日に限り1千円とする。25日は午前10時~午後4時、26日は午前9時半~午後3時半。北日本新聞社共催。