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7月開館の上越市立歴史博物館 戦国~近代、民俗を紹介

新潟日報(2018年2月13日)

 上越市教育委員会は8日、7月にオープンする市立歴史博物館(本城町)の常設展示について、戦国期から近代にかけての上越の歴史と雪国の暮らし・民俗を計5章建てで紹介すると公表した。同日の市議会文教経済常任委員会の所管事務調査で報告した。

 常設展示フロアは2階で、入り口には、上杉景勝が作成させた「越後国頸城郡絵図」(米沢市上杉博物館蔵)の複製を展示するなど、戦国以降の上越の歴史や人々の暮らしをさまざまな史料や写真で紹介する。

 市は歴史博物館の目玉として、上越市ゆかりの戦国武将上杉謙信の愛刀で、国宝の太刀を購入、展示を予定していた。しかし、購入を断念したため、展示予定だったスペースには、書状や軍配など市内に現存するゆかりの品々を入れ替えながら展示する。

 また1階はラウンジ床面に市全体の航空写真を張り、名所旧跡を探索できるようにする。

 企画展は、高田城主榊原家の藩祖康政(やすまさ)と、日本のワインブドウの父・川上善兵衛の功績をたどる展示を皮切りに、戊辰戦争に関する企画などを計画しているとした。

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