起業や創業プランを競う魚津市の「第2回うおづビジネスプランコンテスト」の最終審査会が18日、同市のホテルグランミラージュで開かれた。県内外の8人が市の課題を解決するアイデアを発表し、グランプリには、食材を乾燥させて加工する案を発表した窪田祐司さん(同市)が選ばれ、村椿晃市長から賞金100万円を受け取った。
応募総数35件から選ばれた8人が壇上に立ち、プランを映し出して説明した。大愛高義魚津商工会議所会頭ら6人が審査した。
もち店「源七」(魚津市)で勤める窪田さんは、さまざまな食材を店の機械で乾燥させ、もち米を加えて製品にする案を披露した。地元の食材を生かすことで新たな名産が生まれ、乾燥させることで賞味期限も延びるため食品ロスが防げるなどのメリットがあるという。
特別賞には、休耕田を活用して和ワタを作りブランド化を目指す稗苗良太さん(同)の案と、買い物ができない高齢者を地域で助けるための制度をアプリにする美齊津康弘さん(長野県)のアイデアが選ばれ、それぞれ20万円を受け取った。
地域に雇用を生み出す創業や新事業の発表の場とし、優れた提案の実現を支援しようと市が実施。国の地方創生推進交付金を充てた。大会後も、プランをPRしたり、応募者と創業関係の機関をつないだりとサポートを継続する。北日本新聞社後援。