スタンプラリーの景品として新たに作られた酒蔵カードと缶バッジ

スタンプラリーの景品として新たに作られた酒蔵カードと缶バッジ

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飲食店39軒で地酒楽しむイベント スタンプラリー 長岡

新潟日報(2018年5月8日)

 長岡市の地酒を楽しむイベント「越後長岡 美酒めぐり」が市内中心街の飲食店で開かれている。JR長岡駅周辺の飲食店39軒が地酒と料理を組み合わせた晩酌セットを提供し、注文した客が飲んだ酒の蔵元のスタンプを集める催しだ。2014年に始まり、今回が7回目。市内には県内で最も多い17の酒蔵があることから、景品として各蔵を紹介する酒蔵カードを新たに作った。主催者は「お酒を味わい、酒蔵にも興味を持ってほしい」と呼び掛けている。

 地元の蔵元をアピールしようと、市や長岡商工会議所などでつくる「越後長岡」観光振興委員会が企画した。

 スタンプラリー用の冊子を持参して参加店で晩酌セット(980~2700円)を注文し、セットに付いてくる地酒の蔵元の場所にスタンプを押してもらう仕組み。料理は栃尾の油揚げなど長岡ならではの食のほか、洋食やお好み焼きなどバラエティーに富んでいる。

 これまでの景品はおちょこや地酒だったが、リピーターが増えたことから、各酒蔵のカードを作成した。カードの表面には各蔵の外観、裏面には、杜氏(とうじ)らの顔写真とともに「毎年1年生の気持ちで精進する」「愛情を持って育てれば必ず応えてくれる」など、それぞれの思いを記している。

 スタンプを5、9、17個集めるごとに、好きな蔵元のカードと酒瓶の王冠をデザインした缶バッジがもらえる。

 事務局の市観光企画課によると、県外客の参加も多く、「美酒めぐりの開催時期に合わせて長岡を訪れたい」との声もあるという。同課は「造る人の思いも感じながら、各蔵のこだわりを知ってほしい」とアピールしている。

 来年3月31日まで。スタンプラリー用の冊子は、長岡駅内の観光案内所や、アオーレ長岡隣のまちなか観光プラザなどにある。

 問い合わせは長岡観光コンベンション協会、0258(32)1187。

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