30日の茅の輪まつりに向けて、「ミニ茅の輪」作りに励む住民=佐渡市小木町

30日の茅の輪まつりに向けて、「ミニ茅の輪」作りに励む住民=佐渡市小木町

新潟県 佐渡 祭り・催し

息災の願い茅の輪に込め 30日佐渡市小木の神社でまつり

新潟日報(2018年6月29日)

 カヤで編んだ輪をくぐって半年間のけがれをはらい、無病息災を祈願する「茅(ち)の輪まつり」が30日、佐渡市小木町の木崎神社と琴平神社で開かれる。まつりに向け、小木町商工会館で「ミニ茅の輪」作りが行われ、子どもから大人まで約20人が「残る半年が無事であるように」と願いながら製作に励んだ。

 まつりは江戸時代から続くと伝えられる。神社の拝殿に掛けられた直径約2メートルの「茅の輪」をくぐり、厄をはらう。

 まつりの伝統をつなごうと、小木町商工会青年部は40年ほど前から、住民に呼び掛け、直径約20センチのミニ茅の輪を手作りしている。19日は、午後1時ごろから商工会員らが集まり、円形の針金にカヤの葉をたこ糸で巻いた茅の輪作りを開始。午後9時までに約200個を作った。

 父親と参加した小木小4年の女児(9)は「しっかり糸で縛ったり、輪の太さをそろえたりするのが難しかった」と笑顔。商工会青年部の中川効部長(37)は「昨年は大雨で人が少なかった。ことしは天気に恵まれ、多くの人が来てくれますように」とまつりの成功を祈っていた。

 茅の輪まつりは30日午後6時から。ミニ茅の輪は1個500円で販売する。問い合わせは小木町商工会、0259(86)2216。

今月のお得な国内ツアー びゅう

佐渡 ニュース