ゴンドラとチェアリフトの両方が利用できるコンビリフトのイメージ図

ゴンドラとチェアリフトの両方が利用できるコンビリフトのイメージ図

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コンビリフトで魅力アップ 南魚沼・石打丸山スキー場

新潟日報(2018年7月17日)

 南魚沼市石打の石打丸山スキー場に初めてゴンドラリフトが登場する。運営する日本リフトサービスは12月末までに、ゴンドラとチェアリフトを1本のワイヤで運用するコンビリフトを導入する。国内でも珍しいタイプ。休憩施設を備えたリゾートセンターも開く予定。輸送力増強とサービス向上を図り、低迷する来場者増につなげる。

 今回建設するコンビリフトは、「サンライズエクスプレス」と名付けられ、長さ1178メートル。同スキー場の中央口と中腹を結ぶ。10人乗りのゴンドラと6人乗りのチェアリフトを1本のワイヤを共用し運行する。同社によると「世界でも最新、最大規模」という。

 これに合わせ、同じ区間を結んでいた、中央第1高速リフト(790メートル)と、中央第2リフト(300メートル)は廃止する。1時間当たりの輸送人員は2400人から3100人以上に増強される。

 スキーを履かずに乗ることができるゴンドラの導入で、スキーができない来場者も、スキー場中腹に輸送し、雪山を体験してもらう。インバウンド(訪日観光客)効果も狙い、利用者増を目指す。またゴンドラで輸送することで少雪でもスキー場上部で滑走が可能となるため、営業日の増加も見込める。

 一方、中央口駐車場の隣接地にはリゾートセンターを建設する。敷地面積1021平方メートル、鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積計950平方メートル。1階にはインフォメーションセンターやスキーなどのレンタルショップを、2階にはロッカーや休憩スペースを設けた。

 スキー場内や周辺の飲食店に配慮し、レストランは設置しない。外観は雪山をイメージした三角形で、白を基調とした。建物前面はガラス張りでモダンな雰囲気となっている。

 新リフトとリゾートセンター建設などの事業費は合計で38億円近くに及ぶ。日本リフトサービスが1954年に進出して以来、最大規模の投資額。石打丸山スキー場は90年代、年間100万人の利用者があったが、近年は20万人近くにまで落ち込んでいる。今回の投資で来場者増を狙う。

 島崎秀典総支配人(52)は「悲願のゴンドラができることで、スキー場再生と周辺宿泊施設への経済効果が生まれることを期待したい」と抱負を語った。

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