「妖怪祭り」に向け、準備する手部の部員ら=3日、新潟市中央区

「妖怪祭り」に向け、準備する手部の部員ら=3日、新潟市中央区

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水と土の芸術祭2018 妖怪世界共に楽しもう 新潟

新潟日報(2018年9月6日)

 妖怪を通じて、幅広い交流をしてもらおうと「妖怪祭り2018in新潟島」が8日、新潟市中央区の市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で開かれる。かっぱに変身する企画や妖怪映画の上映、アート、漫才など多彩な内容だ。テーマは「共生」。障害のある人もない人も、子どもも大人も、みんなが一緒になって楽しめるイベントを目指している。

 祭りは、2014年に妖怪好きの市民らが「にいがた妖怪祭り」として初めて開いた。今回は"第2弾"に当たり、「水と土の芸術祭」市民プロジェクトの一つ。表現者アート集団「手部(てぶ)」を中心とする実行委員会が主催する。

 手部は、さまざまな人とつながることで活動を広げてきたという。祭りでは、「障害のある人もない人も、みんながごちゃまぜになって楽しんでほしい。少しずつ寄り添えるきっかけになれれば」と意気込む。

 当日は、ろう者と聴者で活動するプロ人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」のワークショップや、新潟妖怪研究所の高橋郁丸さんの講話、妖怪映画の上映などを行う。「河童(かっぱ)になろう」「妖怪をつくろう」といった企画もあり、会場が一体となって"妖怪の世界"を楽しむ。

 会場の背景制作を担当する男性(24)は「妖怪も人間もいるような会場全体の雰囲気をつくり出したい」と話した。

 午前11時から。無料。問い合わせは手部、090(2636)5249。

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