色鮮やかな作品が並ぶ大久保さんの個展=9月21日、福井県の越前市紙の文化博物館

色鮮やかな作品が並ぶ大久保さんの個展=9月21日、福井県の越前市紙の文化博物館

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独特の色彩鮮やか 自閉症のアーティスト・大久保さん個展

福井新聞(2018年9月23日)

 国内外で高く評価される自閉症のアーティスト大久保友記乃さん(29)=北海道旭川市=による和紙折り染めの個展(福井新聞社後援)が10月29日まで、越前市紙の文化博物館で開かれている。独特の色彩感覚が光る13点が、訪れる人を魅了している。

 大久保さんは3歳のとき、重度の自閉症と診断された。小学生時代に和紙染めと七宝焼に出合い、創作を開始。2006年に受賞したモントリオール国際芸術祭の世界芸術賞をはじめ、国内外で数々の受賞歴がある。

 県内での個展は3回目。今回の「友記乃のふしぎな世界2018」では、前後期合わせて和紙折り染めと油彩を20点ほど並べる。人間国宝の紙すき職人、岩野市兵衛さん(越前市大滝町)から提供を受けた和紙を使った6点も出品している。

 折り染めの今年の新作「胡蝶蘭(こちょうらん)」は、鮮やかな水色が印象的。作品を建具にはめた「コスモポリタン」も目を引く。岩野さんの和紙に描いた油彩「草間彌生になりたいな」はピンクや赤、水色を塗った上から白色で水玉や線を無数に描いた。

 10月7日午後1時から同4時は、大久保さんの公開制作がある。申し込み不要。

 10日に前後期の作品を入れ替える予定。入館料は300円で、特別企画展を行っていない10日から18日は200円。火曜休館。

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