だるまちゃん広場がオープンしたことで子ども連れが目立つ菊人形会場(福井県越前市)に、今回「ふわふわ」4種類と北陸新幹線のミニトレインの計五つの有料遊具が新しくお目見えした。
同広場は越前市出身の絵本作家加古里子さんが監修し昨年夏、市武生中央公園内に完成した。これを受け同年秋から、菊人形会場への入場を無料とし、同広場と一体的に行き来できるようにしたことで客層が大きく変化。それまで主役だったシニア層に加え、ファミリー層が大幅に増えた。
一方で有料遊具に1時間前後の順番待ちができる状況も生まれ、混雑の緩和が課題となっていた。
新遊具の目玉は長さ16メートル、奥行き7メートルと大型の「ジャングルアドベンチャーランド」。「ふわふわ」に滑り台が備えられ、跳びはねたり滑ったりする子どもたちの歓声が響く。幼児向けにはライオンやキリンのイラストが目を引く「アニマルキングダム」を設けた。大観覧車やメリーゴーラウンドなど定番遊具を合わせ14種類がそろった。
回数券は11枚つづりで千円。1日乗り放題の遊具フリーチケットは2千円で、菊人形館の入館も可能。
土日祝日には高学年の児童向けに、リアル謎ときゲーム「きくりんと秘密のガーデン」(500円)が催される。メリーゴーラウンド付近で受け付け後、会場マップの五つの記号に従って目的地に向かい、暗号を解く。菊人形実行委事務所の担当者は「大人でも難しい。会場内を歩き回って楽しんで」と話している。