出展者との会話を楽しみながら品定めをする来場者=10月18日、福井県鯖江市うるしの里会館

出展者との会話を楽しみながら品定めをする来場者=10月18日、福井県鯖江市うるしの里会館

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「持続可能な地域」全国21団体出展 福井県鯖江市で博覧会

福井新聞(2018年10月19日)

 伝統工芸や食、教育、福祉、防災といった幅広い分野で地域を盛り上げる全国の団体を招く博覧会「まち/ひと/しごとローカリズム・エキスポ・フクイ」が10月18日、福井県鯖江市うるしの里会館で始まった。キーワードは「地域の生き様(ざま)に気づく4日間」。初日から大勢の来場者があり、各団体の商品販売やワークショップなどを通して持続可能な地域の在り方を感じ取っていた。

 丹南地域の伝統工芸などの工房を開放し、職人の技や品に触れる体験型マーケット「RENEW(リニュー)」(19~21日)の一環として、同マーケット実行委員会が企画。ものづくりや社会活動など持続可能な取り組みを展開し全国的に注目を集める県内外の21団体が出展した。

 「職人の生き様仕立てます」を合言葉に伝統工芸のファン拡大を目指す4人組グループ「仕立屋と職人」(滋賀県)は、張り子で作られたピアスを販売した。型に和紙を貼り重ねて仕上げる「張り子ジュエリー」は、軽くて丈夫な点も魅力。張り子の白無垢(むく)だるまが並ぶインパクト抜群のブースには、多くの女性が詰めかけていた。

 熊本県の復興支援団体「ブリッジクマモト」は、被災地で使われたブルーシートからかばんなどを作って販売し、売り上げの一部を各地の災害支援団体に寄付している。この日は、かばんのほか新商品のブルーシート製コサージュも販売。代表理事でデザイナーの佐藤かつあきさんは「寄付だけでなく、防災意識の向上や風化を防ぐことも目的。多くの人にこのプロジェクトを知ってほしい」と話していた。

 友人と訪れた中辻美紀さん(38)=福井市=は「どれも意義深い活動で感銘を受けた。知らなかったものが多く、来て良かった」と話していた。

 「まち/ひと/しごと」はRENEWと同じく21日までで、20、21日には6つのトークイベントが行われる。各団体の代表たちが社会課題とデザインの関係性、地域資源の見せ方や伝え方、新しい働き方など多様なテーマで語り合う。詳しくはRENEWのホームページで。

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