武生東小児童のデザインを基に地域住民が作製したコウノトリのイルミネーション=12月1日、福井県越前市の同校

武生東小児童のデザインを基に地域住民が作製したコウノトリのイルミネーション=12月1日、福井県越前市の同校

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イルミでコウノトリ浮かぶ 福井・越前市

福井新聞(2018年12月3日)

 福井県越前市東地区恒例の冬のイルミネーションが12月1日夜、同地区武生東公民館、武生東小の壁面で点灯が始まった。メインの作品は、同校児童のデザイン画を基にしたつがいのコウノトリと四つ葉のクローバー。「幸せのシンボルでみんなが笑顔になりますように」との児童の願いが込められている。

 東地区自治振興会が毎年取り組み、今年で12年目。2年前に同公民館が、同校の北校舎1階と元武生東幼稚園の建物に移転してからは、電飾のデザインを同校児童から募集して学校と地域の連携を深めている。

 今年は186点の作品が寄せられ、角所ほのかさん(5年)のコウノトリが最優秀賞に選ばれた。この日は、集まった住民全員のカウントダウンで電飾を点灯。高さ6メートル、幅4メートルのコウノトリが北校舎、一昨年、昨年の作品が体育館の壁面で、合わせて約8600個のLED電球が一斉に輝き始めた。角所さんと優秀賞の吉田伊織さん(4年)、ヴェルトゥシオ・シャンディさん(同)には記念品が贈られた。

 このほか、公民館の壁面には、チューブライトを使った一筆書き形式の「お絵かきイルミネーション」を30個設置。うち12個は今年の全校児童で作製した。

 角所さんは「自分の絵をみんなに見てもらうのは恥ずかしいけど、ちょっとうれしい」と輝くコウノトリを見上げていた。

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