踊りの所作について説明を受ける村田館長(左)と沖田さん(中央)

踊りの所作について説明を受ける村田館長(左)と沖田さん(中央)

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東京ジャパンフェスタで「おわら」紹介へ 八尾保存会出演

北日本新聞(2018年12月9日)

 来年1月6日に東京都足立区の複合体験施設ギャラクシティで開かれる伝統文化の祭典「ジャパンフェスタ」で、富山市八尾地域の伝統行事「おわら風の盆」が紹介されることになった。県民謡越中八尾おわら保存会が歌、演奏、踊りを披露し、おわらの歴史や踊りの所作に込められた意味を紹介する予定。8日はギャラクシティの村田憲司館長らが八尾地域を訪れ、事前PR用の情報収集、撮影を行った。

 ジャパンフェスタは2020年の東京五輪を見据え、日本の魅力を語ることのできる子どもたちを増やそうと今年1月に第1回を開催した。旅行会社員として富山市に4年半住んでいた村田館長が美しい踊りに魅了された経験から、保存会に出演を依頼した。

 8日は村田館長と撮影担当の沖田航宙(かずみち)さんが越中八尾観光会館の風の盆ステージを見学。担当者から豊年踊り、女踊り、男踊りの所作について説明を聞いた。諏訪町の石畳通り、井田川沿いから延びる石垣の禅寺坂などを撮影し、保存会の山田誠渉外部長のインタビューを収録した。

 第2回となるジャパンフェスタでは「本物に見て触れる」をテーマに和太鼓、狂言などのステージと体験会を併せて企画。県民謡越中八尾おわら保存会からは13人が出演し、関東で活動する「越中おわら節同好会高尾会」を交えた踊りの体験会を予定している。おわらファンを自認する村田館長は「多くの人が感動し、八尾に行ってみたいと思うはず」と期待を込める。

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