新潟県妙高市の新井商工会議所は、スキーやスノーボードで訪れている訪日外国人客（インバウンド）を旧新井市の飲食店に誘客する取り組みに力を入れる。英語版の飲食店マップを作ったほか、飲食店の受け入れ態勢も支援する。

　英語版「妙高食いだおれマップ」は１万部作成。新井駅や北新井駅、道の駅あらい、ロッテアライリゾート周辺のすし店やラーメン店、そば店など計２２店を掲載した。各店の代表的なメニューやクレジットカード使用の可否などを記している。日本語版も３千部作成し、市内の宿泊施設や駅などに配布した。

　また飲食店が接客時に使う英会話を記した「指さし会話シート」も５０部用意。「何名さまですか」「食べられない物はありますか」など接客時に使う英語を客に示して分かるようにした。スマートフォンの翻訳機能を学ぶセミナーの開催も予定している。

　新井商議所は「インバウンド効果を市内の飲食店に波及させ、活性化につなげたい」としている。