町屋ギャラリー薩摩屋に飾られたひな人形の7段飾り=新潟市秋葉区小須戸

町屋ギャラリー薩摩屋に飾られたひな人形の7段飾り=新潟市秋葉区小須戸

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小須戸ひな・町屋めぐり 住民、家に眠る人形提供 新潟

新潟日報(2019年2月4日)

 新潟市秋葉区小須戸地区の商店街などにひな飾りを展示し、華やかな雰囲気の中で街歩きやイベントを楽しむ「在郷町小須戸 ひな・町屋めぐり」が2月2日、開幕した。昨年までは折り紙で作った飾りが中心だったが、3年目の今回は、住民らから提供を受けた本物のひな人形を展示。参加施設の数も大幅に増え、一層華やいだ町屋通りが観光客を出迎える。

 ひな・町屋めぐりは、ひな飾りで風情を醸し出し、冬場も観光客を呼び込もうと、小須戸コミュニティ協議会と秋葉区自治協議会が2017年から毎年行っている。

 前回までは、地元の折り紙教室の主宰者が和紙で折った7段飾りや、ワークショップの参加者が作ったつるしびななどが主に展示されていた。

 今回は、各家庭に眠っているひな人形に光を当て、地域と一緒にイベントをつくる機運を盛り上げようと、昨年末からひな人形の寄付や貸与を呼び掛け。市内外から大小さまざまな計23セットが寄せられた。小須戸地区内の公共施設や店舗、金融機関など約30カ所で展示する。

 メイン会場の「町屋ギャラリー薩摩屋」には、豪華な4台の7段飾りをはじめ、ひな人形やつるしびなが所狭しと並ぶ。小須戸コミ協委員で薩摩屋企画委員の村井豊さん(56)は「地域の雰囲気が盛り上がり、提供した人も見に来てくれれば互いにとっていいことだ」と語った。

 3月末まで。薩摩屋は土、日曜と祝日の午前10時~午後4時に開館し、ほかは各施設の営業時間に準じる。一部店舗は利用者のみ見学可能。2月3日午前10時と午後1時半の2回、小須戸まちづくりセンターでつるしびな作りのワークショップを行う。

 問い合わせは小須戸まちづくりセンター、0250(25)7069。

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