自然薯を練り込んだ白い蒸しどら「よしかわ うまれ」

自然薯を練り込んだ白い蒸しどら「よしかわ うまれ」

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「白い蒸しどら」商品化 上越・吉川区4カ所で販売

新潟日報(2019年3月14日)

 新潟県上越市吉川区の菓子店など4店舗は14日、地元産の自然薯(じねんじょ)を使ったどら焼き風の和菓子「白い蒸しどら よしかわ うまれ」を発売する。和菓子で地域を活性化したいと、地元商工会の有志が2年半前から商品化に取り組んできた。関係者は「吉川区をPRする存在になってほしい」と期待する。

 「よしかわ うまれ」は、小麦粉とパウダー状にした自然薯を混ぜた生地を、焼かずに蒸した白いどら焼き。直径約8センチで、小倉あんと吉川産のブルーベリークリームを挟んだ2種類を用意した。自然薯の素朴な風味が香るふんわりとした生地に、甘さ控えめの小倉あんと甘酸っぱいブルーベリークリームがよく合う。

 白い蒸しどら焼きは、吉川商工会女性部が区内で生産が盛んな自然薯に着目し、2016年に「特産品開発プロジェクト」を設置して商品開発。地元の小浜屋菓子店に試作品作りを依頼し、試験販売した。昨年は商工会や原材料を生産する地元農家らも加わり、PR方法などを検討した。

 ブルーベリーを生産する吉川区川谷の農業天明香織さん(48)は「自然薯やブルーベリーなど、吉川産の農作物を知るきっかけになってほしい」と話す。

 発案から関わってきた商工会女性部の吉田加代さん(57)は「何度も意見交換し、かわいらしさとおいしさを兼ね備えた菓子ができた。購入のついでに吉川区を巡ってもらいたい」と呼び掛けている。

 180円(税別)。小浜屋菓子店のほか、長峰温泉ゆったりの郷、道の駅よしかわ杜氏(とうじ)の郷、スカイトピア遊ランドの区内4カ所で販売している。問い合わせは吉川商工会、025(548)2109。

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