展示内容を一新したトキ資料展示館=4月2日、佐渡市新穂長畝

展示内容を一新したトキ資料展示館=4月2日、佐渡市新穂長畝

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佐渡新穂・資料展示館リニューアル トキ保護の歴史学ぼう

新潟日報(2019年4月4日)

 展示物更新のため昨年12月から休館していた新潟県佐渡市のトキの森公園(新穂長畝)にある「トキ資料展示館」が4月、リニューアルオープンした。人形やパズルなどで楽しみながらトキの生態を学べるほか、パネルも保護に尽力した人々の物語を強調した。

 大規模リニューアルは2008年以来となる。放鳥10年の変化を反映するとともに、本年度オープン予定の野生トキの観察施設「トキのテラス」と一貫した展示を行うため内容を整理した。

 新たにトキの平均体重を体感できる約1・6キロの人形や、餌のドジョウ、天敵のテンといった食物連鎖を学べるパズルを設置した。

 パネル説明のテーマは「保護から共生。そして未来へ!」。最終的に生物多様性を守るために、自分にできる取り組みを考えてもらうことを目指している。

 そのため、故高野高治さんや故宇治金太郎さんをはじめ、先駆的に保護に取り組んだ佐渡の人々の思いをクローズアップ。物語調の文章で、トキへの愛情や捕獲をめぐる苦悩などを追体験できるようにした。

 1999年に国内で初めて人工ふ化に成功した佐渡トキ保護センターの試行錯誤も紹介している。繁殖行動のお手本としてもらうため、近縁種「クロトキ」のペアを、トキのペアと隣同士のケージで飼ってみたといったこぼれ話も盛り込んだ。

 広島県から家族で訪れた会社員女性(52)は「野生復帰までの苦労と佐渡の人の熱心さが伝わりました」と話した。

 11月まで無休、開館は午前8時半~午後5時。

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