輪島市街地に春を告げる風物詩「曳山祭」が4日、同市鳳至町の住吉神社の宵宮で幕を開けた。境内には花飾りに彩られた山車(だし)がお目見えしたほか、ステージイベントも繰り広げられ、大勢の市民らでにぎわった。
祭りに奉仕する男衆の新当組「鳳神楽(おおとりかぐら)会」の新甫拓也会長、古当組「鳳悠輪(ゆうわ)会」の新甫昌平会長があいさつし、和太鼓演奏や園児の踊り、輪島高生のダンスなどが会場を盛り上げた。
山車は5日午後2時半に住吉神社を出発し、鳳至町周辺を巡行する。河井町の重蔵神社では5日に宵宮や神主舞、6日午前8時半から山車巡行が予定されている。