旧直江津銀行時代に使われていた金庫をのぞき込む親子連れ=上越市

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地域活性化へ期待 「ライオン像のある館」オープン 上越

新潟日報(2019年4月10日)

 耐震化などの改修工事が終了した新潟県上越市の歴史的建造物「ライオン像のある館」(上越市中央3)が開館した。リニューアルを祝う式典では、地域住民ら約30人が参加し、地域活性化へのつながりを期待した。

 同館は、旧直江津銀行として1907年に現在の同市中央2に建設され、銀行解散後、20年に現在地に移築された。市内に現存する最古の洋風建築で、入口のライオン像が市民に親しまれている。3月には市の文化財に指定された。今回の改修では、外壁を大正期の姿のしっくい塗りに戻し、ホールの空調などを整備した。

 4月3日の式典では、村山秀幸市長が「町歩きの休憩所やコンサートの開催場所として地域の回遊の促進につなげたい。地域の人がまちの未来を語り合い、次世代へつなぐ取り組みの拠点として末永く愛してほしい」とあいさつ。なおえつ保育園の園児の開館宣言で、くす玉が割られた。

 一般公開後に、母親と訪れた市内の中学生女子生徒(14)は「小学生の頃、総合学習で来たことがあるけど、きれいになって新鮮な感じ」と話した。

 開館は、4~11月は土日祝日、12~3月は朝市「三・八市」が開かれる土日祝日のみ。時間は午前10時~午後5時。無料。イベントなどの開催時は平日も開館する。

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