「イケメン絵巻」を背に立つアーティストの木村了子さんと国上寺の山田光哲住職=燕市

「イケメン絵巻」を背に立つアーティストの木村了子さんと国上寺の山田光哲住職=燕市

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本堂の壁に「イケメン絵巻」 燕・国上寺

新潟日報(2019年5月9日)

 若い世代のお寺に対するイメージを変えたいと、新潟県燕市国上の古刹(こさつ)・国上(こくじょう)寺の本堂壁面に「イケメン絵巻」がお目見えした。描かれているのは上杉謙信、源義経、弁慶、良寛、酒呑童子(しゅてんどうじ)。同寺とゆかりが深かったり、伝説が残っていたりする5人が空想の世界で交わり、官能的な姿も見せている。

 絵巻は、同寺の山田光哲住職(52)が、美男をモチーフにした日本画で知られるアーティストの木村了子さん(47)に依頼した。本堂の4面をキャンバスのように大胆に使い、竜の背に乗って遊んだり、松の木に腰掛けて休んだりする5人の姿がイケメン風に描かれている。裸で露天風呂に漬かる刺激的な場面もある。

 木村さんは「歴史と由緒あるお寺から話を頂いて、私でいいの?と驚いた」と振り返る。総幅は28メートル。着想から完成まで半年ほどかかったという。「5人の偉人を今までにないキャラクターとして、時空を超えて国上寺で楽しく過ごす姿を念頭に制作した」と話す。

 山田住職は「木村さんの絵に魅せられ、企画した。ちょっと過激な感じがして、今は時代に先駆けすぎているかもしれないが、10年後には普通に見えるのではないか」と語る。

 本堂壁面の絵巻と合わせ、5人を記した限定の御朱印も用意した。

 同寺は昨年、会員制交流サイト(SNS)などに批判が殺到する「炎上」も現代の災難であるとして供養を始め、注目を集めた。檀家(だんか)の高齢化などを背景に、寺院を取り巻く環境が全国的に厳しさを増す中、山田住職は今回の「イケメン絵巻」についても、「若い世代がお寺に足を運ぶきっかけになれば」と期待を寄せている。

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