甘い香りを漂わせる「八王寺の白藤」=10日、燕市八王寺

甘い香りを漂わせる「八王寺の白藤」=10日、燕市八王寺

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心を酔わす甘い香り 「八王寺の白藤」見頃 燕

新潟日報(2019年5月13日)

 新潟県燕市八王寺の安了寺の境内にある県指定天然記念物「八王寺の白藤」が、見頃を迎えている。垂れ下がる無数の白い花々からは甘い香りが漂う。10日も陽気に誘われて多くの人が寺を訪れ、うっとりと花を眺めていた。

 八王寺の白藤は樹齢350年以上と推定される古木で、幹回りが約7メートル、高さ約3メートル。枝は東西約30メートル、南北約20メートルに広がっている。1958年に天然記念物に指定された。市民有志の「八王寺大白藤保勝会」が管理している。

 安了寺によると、10日現在、七分から八分咲きで20日ごろまで見頃だという。花の周りには蜜を求めたチョウが舞い、春の盛りを感じさせた。見物客は「すごいね」「立派だね」と感激した様子。ベンチでゆっくりと眺めたり、スマートフォンで写真を撮ったりして楽しんでいた。

 市内の無職男性(82)は「ちょうど見頃の時期に来られた。花と寺の風景がマッチしていて、素晴らしい」と話した。

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