見頃を迎えている長谷寺のボタン=11日、佐渡市長谷

見頃を迎えている長谷寺のボタン=11日、佐渡市長谷

新潟県 佐渡 花・紅葉

香る百花王うっとり 佐渡・長谷寺

新潟日報(2019年5月14日)

 境内に四季折々の花が咲き「花の寺」と呼ばれる新潟県佐渡市長谷の長谷寺で、ボタンが見頃を迎えている。11、12日には恒例の「ぼたんまつり」が開かれ、大勢の人でにぎわった。

 長谷寺のボタンは薬用として植えられたのが始まりで、現在は約千株、20を超す種類が咲く。

 11日には、本堂前や参道の石段脇などに、赤やピンク、薄紫の大輪が咲き誇っていた。野だてや琴の演奏会も開かれ、参拝客はみやびやかな雰囲気に浸っていた。

 昨年建立した「ウサギ観音」がネットやメディアで話題となり、「ウサギ寺」としても人気が急上昇。ボタンとともに、寺で飼育されている草取りウサギや巨大な観音像を目当てに、多くの老若男女が訪れた。

 友人と来た佐渡市大和の女性(75)は「ボタンはとてもきれいで香りもいい。気持ちが清らかになった」と満面の笑みを浮かべた。

 ボタンは5月下旬まで見頃だという。

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