2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公となる戦国武将・明智光秀とのゆかりをアピールする横断幕とのぼりが、福井県坂井市丸岡町長崎の称念寺に掲げられている。地域の歴史と文化に誇りを持ってもらおうと、同市丸岡町高椋地区の「たかむくのまちづくり協議会」が設置した。
光秀は20代後半から妻子とともに称念寺に住んだとされる。妻が光秀のために自慢の黒髪を売って連歌会の準備をした「黒髪伝説」があり、夫婦愛に感動した松尾芭蕉は「月さびよ 明智が妻の はなしせむ」と詠んだという。
本堂に掲げた横断幕は横5メートルあり、「明智光秀公ゆかりの寺 称念寺」とアピール。のぼりは参道に並んでいる。
同協議会歴史文化部会長(63)は「大河ドラマというチャンスを生かし、ゆかりの寺ということを一人でも多くの人に知ってもらいたい」と話している。