鉄道グッズで装飾された観光案内所「あ!キハ」=新潟市秋葉区

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SLばんえつ物語号7月27日運行再開 新津駅でイベント

新潟日報(2019年7月26日)

 夏の観光シーズンを前に、新潟市秋葉区のJR新津駅周辺がにぎわいを帯びてきた。7月27日には、車輪の不具合で運転を取りやめていた「SLばんえつ物語」号が約1年ぶりに同駅始発で運行を再開。秋には大型観光企画「デスティネーションキャンペーン(DC)」も行われ、観光客増を見据えて観光案内所が整備された。「鉄道の街新津」を国内外にPRする取り組みもスタート。地域活性化への期待が高まっている。

 約1年ぶりに復旧したSLは、ことしが運行開始20周年。JR東日本新潟支社は27日、始発の新津駅で記念イベントを行う。

 列車がホームに入る午前9時20分ごろから発車時刻の午前10時5分にかけ、出発セレモニーを実施。住民らによる太鼓や手踊り、新津第一中合唱部による歌の披露などがある。

 続いて「ぷらっとホームBAR」を開催。信越線で現役の新津製電車「E129系」を開放し、ホームで販売する地酒や地元飲食店の唐揚げなどが車内で楽しめる。

 8月に運行開始予定の電気式気動車「GV-E400系」も展示。正午と午後2時半には、鉄道ファンとして知られるアカペラグループ「RAG FAIR」の土屋礼央さんによるトークライブも開く。

 列車の乗客以外は入場券(大人140円)が必要だ。

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 同日、新津駅東口の1階部分にオープンするのは、区が運営する観光案内所「あ!キハ」。入居していた旅行商品の販売窓口「びゅうプラザ」が3月に撤退したことを受け、区が借りて案内所を運営することを決めた。

 「秋葉区」と、気動車を表す記号「キハ」を掛けた名称で、12月末までの午前9時~午後5時に開く。区職員のほか、新津観光協会の秋葉区観光ボランティアガイドが常駐。室内には鉄道模型や列車の行き先表示などが置かれ、鉄道らしさを前面に押し出している。

 今後は、レンタサイクルの貸し出しなどを行う新津鉄道資料館のサテライト機能も移管。地元商店街による鉄道グッズや駅弁などの販売も検討する。来年度以降の継続は利用実績を見た上で決める。

 観光ボランティアガイドの一員として案内を担う本田富義さん(72)は「鉄道や石油、街に関することをお話しできるよう準備したい」と語った。

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