新潟県上越市立水族博物館「うみがたり」は9月2日、新種目を追加した新たなイルカショー「リズムオブドルフィン」を始める。8月30日は公開練習が行われ、ショーのテーマ通り、バンドウイルカ2頭が音楽に合わせたリズミカルな動きを披露した。
新種目は二つで、高さ4・5メートルに設置した目標に触れて鐘の音を鳴らす「ハイジャンプ」と、水上の円形ステージに乗ったイルカがこまのように回転する「ランディングスピン」。来場者も音楽に合わせた手拍子でリズムを作り、会場一体で盛り上がる趣向だ。
練習ではイルカがダイナミックな回転ジャンプや飼育員と一緒に水中でダンスを踊るような動きを披露。ランディングスピンは「特訓中」で、ゆっくりとした回転だったが、水上での珍しい動きに来場者から拍手が送られた。
埼玉県から家族で訪れていた男児(5)は「クルクル回るイルカがかわいくて面白かった」と笑顔。飼育員の山形寛直さん(34)は「まだ練習中の部分もあるが、完成度を上げていく。イルカの高い身体能力をぜひ見に来てもらいたい」と話した。
11月22日まで。以降の冬季は屋内でのショーを予定している。